施工では、まず業者の決定になります。
設計が別であれば、見積を競争させ最低価格か安くて優良の建設会社に発注します。
設計施工であれば、見積もり値段を調整していき合意して発注です。
施工業者の決定では、経営に問題はないか、医院の建築の実績やノウハウはどうか、コスト的にも良心的か、担当者はどうか。 工期や施工後の体制はどうかなどを見て決めていきます。
注意点としては、大きなポイントとして工期、支払条件、追加工事、施工後の体制、契約内容ではないでしょうか。
工期は工事内容によりますが、造成、建物、建物の構造、テナントや面積により変わってきますが、余裕をもってスケジュールを
組むことが大事でしょう。
実際の工事の前段階で、農地転用や、開発申請などの法的なもののほか、事業用借地の場合公正証書を踏むため、広い敷地の一部
を借りるときは分筆したり、その土地が地権者の融資担保になっている場合で担保を抜くため銀行との交渉期間が入ることもあり
土地からの開発が絡む場合は特にプロのアドバイスが必要になってくるでしょう。
支払条件は、前払い金、出来高による中間金、残金の支払や支払方法、など。特に前払い金を借り入れで起こす場合などは金利も 発生します。しかし、建設会社に支払条件を有利になるよう交渉してもその金利分見積もりに乗ってくる場合もあり注意が必要です。 契約書に織り込むことが大切です。
追加工事は、建物自体が店舗で販売されいる商品のように目で見て確認して購入とはいかないため、追加工事がでるケースも多々 でてくるでしょうが追加工事で単価が上がらないよう注意する必要があります。
施工後の体制は契約書に瑕疵担保責任の期間説明、会社自体の対応や責任の所在、この場合設計と施工が別になっている場合、責任の 所在があいまいになる場合もあり注意が必要です。
契約内容は、書面にきちんと残すできですし、特に注意するのは追加工事の場合です。
その他、起工式や竣工式などもいろんな意味で大切です。
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